診療科目

リウマチ科 ・ 整形外科 ・ リハビリテーション科

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午前7:00~11:00
午後10:00~18:00
来院 午前8:50~12:30
午後15:50~19:00

※木曜日はリウマチ専門予約外来のためお電話等で予約できません。

 

混み具合や前の順番の患者様の診療内容によってお待ちいただく時間が長くなることがございます。外出される場合、戻られた時は必ず受付までお伝えくださいますようお願い申し上げます。

他病院との連携・病診連携

 当院では、検査や診療と患者様の病状に応じて、近隣の病院連携室やクリニック、地域包括支援センター、ケアマネージャーさん、訪問看護師さんなどとともに、病診連携・診診連携、医療・介護連携をはかり、患者様の診療を行っています。

 

地域連携医療について

 

 地域医療とは、医療機能の分担と専門化を進め、医療機関同士が相互に円滑な連携を図り、それぞれの機能を有効活用することにより、患者様が地域で継続性のある適切な医療を受けられるようにするものです。日ごろの健康管理や発病の初期症状は「かかりつけ医」、専門的な検査や手術など入院治療が必要な場合は「病院」で対応することで、機能分担を進めています。
 診察の結果、画像診断や特殊検査、特殊治療が必要な場合、近隣の基幹病院と連携を図り検査をし、放射線科の専門医に画像を転送して「遠隔画像診断」を依頼することもあります。必要に応じて紹介状と共に適切な紹介も行います。
 患者様が安心して治療を受けて頂けるよう最新の医療情報を熟知し、必要な時には整形外科はもとより、他科疾患も考慮し、専門医、専門医療機関を紹介でき、身近で頼りになる地域 医療、保健、福祉を担う総合的な能力を有するかかりつけ医として、医師をはじめスタッフが一丸となってサポートしていきます。

 

院長学会・研究活動及び職員の院内研修

 最新の医療の知識、技術を学ぶため、日本リウマチ学会、日本臨床リウマチ学会などに参加し、学会活動も積極的に行っています。
日本リウマチ実地医の会、日本生物学的製剤の会では、リウマチ診療の発展のため臨床研究に参加し、ヨーロッパリウマチ学会で研究会の研究成果を発表したりしています。

 関節リウマチは全身の病気ですので、リウマチ治療のためには、他の病院、診療所との連携(病診連携、診診連携)や介護施設・お役所などとの地域連携が重要と考えています。そこで、地域の色々な研究会、研修会には世話人、座長、演者なども努めています。
 例えば播磨リウマチ連携の会では「リウマチと骨粗しょう症」講演、兵庫県リウマチ登録医の会では「関節リウマチ治療の併用療法」を講演し、近隣の西神戸医療センター、兵庫県立リハビリセンターの免疫内科の先生方と講演会後の懇親会で情報交換させていただきました。顔の見える病診連携は大変重要と思います。
 また日本リウマチ友の会では、神戸市や西宮市の難病相談会に講師として「整形外科クリニックでのリウマチ治療」を講演し、今後も参加予定です。

 院内では、年に数回最新のリウマチ医療を安全に提供できるように定期的に勉強会を開催し、すべての職員のレベル向上を目指しています。
 また、良い接遇は安全な医療提供にも大切と考え、外部講師を招いて接遇講習会を開いています。

 

医療従事者のみなさまへ

 当院は、関節リウマチに強みを持った整形外科クリニックです。
 MTXが標準的な抗リウマチ薬として広く使用されるようになって、関節リウマチのコントロールは従来に比べ格段に向上しました。治療目標は寛解まで求められるようになり、生物学的製剤は関節リウマチの治療に欠かせなくなってきています。当院では現在約600名の患者様に通院していただき、約400名にMTXを投与し、約140名に生物学的製剤を使用しています。可能であれば、生物学的製剤の導入前に従来の抗リウマチ薬の併用療法(リマチル、アザルフィジン、ケアラム、プログラフなど)を積極的に行っています。呼吸器合併症などリスクの高い患者様は、診診連携、病診連携をさせていただきながら診させていただいています。当院通院中の患者様の約1割は他の医療機関と併診で診させていただいています。内科系の先生方の医療機関で診ている患者様に、関節注射、リハビリテーション、装具療法などで協力させていただくこともあります。特に発症後経過の長い患者様は、整形外科的な点からお役に立てることも多いと思います。是非地域連携の中で当院をお役立ていただければと考えています。